自宅で大学のゼミも!?「でっかい階段」のある大学の先生の家

場所 東京都青梅市
用途 一戸建ての住宅
構造 木造2階建て
敷地面積 130㎡ 39坪
延べ面積 99㎡ 30坪
竣工 2011年
工期 5ヶ月
特徴

上り下りが楽しい階段がある家

2階建て以上なら必ずある「階段」を単なる上下移動のためのものではなく、上がり下りの途中でちょっと書にふける・・なんてイメージしながらデザインさせて頂きました

大学の先生のご自宅、ゼミの生徒が大勢集まることもしばしば

階段は単なる昇降装置ではなく、大勢の生徒も座れるベンチとして一部巾を大きくして「大階段」を設計。大階段の下部には先生の書斎、踊り場には絵を飾りちょっとしたギャラリー空間、更に適材適所に階段周囲に収納棚を設置して、書庫コーナーなど階段周りに楽しい居場所を点在させた。階段とリビングが向き合うよう配置してまして、学生が集まるとリビングは大学のゼミへと早変わり~

光と風の当たり前の自然エネルギーを最大限取り込む

外断熱通気工法で熱交換90%以上の第1種換気&同時給排気型キッチン換気を採用し、換気による熱損失を抑えた設計で空調負荷の低減を図っている。階段上部のハイサイド窓からのたっぷりの採光(夏は庇でシャットアウト)で建物の奥まで光を取り込む。通風は断面計画による温度差換気を利用。

ベンチの下部は収納です、随所に遊び心の設計をしてます

<入居後の光熱費調査より>

東京は青梅市にあるこの家の昨年1年間の光熱費の平均はオール電化なのに、約8500円(家族2人)で設計当初の想定より安い金額ですみました お施主様メールより「夏はエアコンひとつでやれましたし、冬は天窓も含め日当りが全体的によいので蓄熱のほかは暖房はほとんど使いません。それが功を奏しているのかも知れません」とのこと。「このところ寒い日が続いていますが、天気がよければ日中は室温は25℃くらいまでは行きます。夜は、17℃くらいまで下がります。蓄熱暖房機の温度設定はいつも5℃にしています」

キッチンは造作工事で設置

ビー玉が入った建具を覗くとそこはサンルーム

工事に関わった関係者でお施主様を囲んで記念撮影♪ゼミもこんな感じ

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