緑あふれる三角屋根の保育園♪2017/03/19

杉並区のすぎなみ保育緊急宣言による公募案件。杉並区成田にて 定員122名の認可保育園が完成♪公園に隣接した敷地条件「まるで公園の中の住宅みたいな楽しい木の園舎♪」を目指して設計!! 施工:三友建設

元々は資材置き場の変形敷地に上から見ると三角形屋根がかかる新築木造認可保育園を設計。細長い残りの敷地は園庭として利用。

 

園庭と保育室をつなげるためにピロティスペースを設置 ピロティは屋根のかかった外部スペースでウッドデッキを設えました。雨の日など多くの園児が集中する登園時に直接保育室へ出入りできるなど配慮

ピロティと連続あうるこの保育室は可動間仕切りでフレキシブルに利用する3,4,5歳児室

可動建具閉め個室化し1日の園児の様々な使い方に対応可能

 

 

最もこだわったことは仕上げ素材、一日中いる園児のためになるべくホンモノの木で仕上げました。さらに木造ならでは化粧梁や化粧柱も防火上支障のない範囲で現しとしております

二階の0歳児室の様子 屋根の傾斜を利用した屋根裏収納も併設

2歳児室の様子 、広いバルコニーに連続し照明も工夫してます

広いバルコニーは避難のほか、プールを設置するなど1,2歳の小さな園児のための遊び場スペースにも。はね出した庇は夏の日射を遮るためのもの

区有地という事もあり緑地公園沿いの敷地のためどこを見ても緑!緑!緑!!!

私が結構「借景」を取り入れる設計が得意で、どの窓からも緑が見えるとように開口位置を設定してます。ガラスは強化ガラスなどで安全性に配慮し、かつ園児の目線でちょうど良く見えるようにしてます♩

 

 

 

さらに工夫をしたのは調理室。通常は目立たない場所にひっそり置く調理室ですが終日働く栄養士さんと園児の目線が交わるようにガラス張りの公開調理室!としました

調理をしている様子はこども達にとっても興味深いものだと思う、お昼前はお腹を空かせた園児の熱い視線が注がれる

 

もう一つこだわりは幼児用トイレ

1,2歳用の幼児トイレは南向きのあえて陽当たりの良い場所に設置しました、清潔かつあかるいトイレ教育の場へ!

幼児用トイレも上の窓から緑!!

 

周囲にはサクラの木も多く植わっており、四月の開園が待ち遠しいです!

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