3/20朝日デジタル新聞より
「認可保育施設、23区の入所倍率1.61倍 依然狭き門」
今年4月からの認可保育施設の入所を申し込んだ0~2歳児の人数が、東京23区で受け入れ枠を少なくとも約2万人上回ったことが朝日新聞社の調査でわかった。回答した21区の入所倍率は1・61倍。受け皿の整備が進んで前年の1・71倍よりやや改善したが、保育需要の高まりから依然、狭き門となっている。東京都の昨年4月時点の待機児童数は全国の36%を占め、待機児童解消のカギを握っている。調査は今月実施。育児休業明けなどで希望者が多く、待機児童の9割近くを占める0~2歳児の状況について尋ね、港、大田を除く21区から回答を得た。
各区の認可保育施設(認定こども園や小規模保育所などを含む)の4月の受け入れ枠は、合計で3万3134人分。前年より計4162人分(14・4%)増えた。一方、1~2月を中心に行われた1次選考の申込者数は前年より計4093人(8・3%)多い計5万3506人で、受け入れ枠を2万372人上回った。入所倍率は、1次選考の申込者数を受け入れ枠で割って算出した。最高は目黒区の2・21倍。ほかに台東区(2・18倍)が2倍を超えた。目黒区は子育て世代の流入で申し込みが増える一方、70人規模の認可園の開設が建設の遅れで延期されたことなどが響いたという
(3/20朝日デジタル新聞より)
まだまだ先の見えないこの問題、私自身も3人こどもがおり、約10年前(長男のとき)に実際に待機児童問題に直面し、今もなお 一人も保育園に預けられないでここまで何とか生活してきました。隠れ待機児童は公表の3倍とも言われておりますが まわりの同世代の話を聞きますとそのくらいは少なくてもいると確信してしまう今日この頃・・・
そんな私自身の経験もふまえて何かできないかと模索を続けてきた弊社の小さな取り組み=「首都圏にもっと保育園をプロジェクト」。たくさん一気につくるのではなく、少しでも居心地の良い、質の高い保育が受けられる環境を、地域に根差してつくっていければとささやかながらの設計活動です。
都内にて今年9月開園予定、さらに来年4月完成開園予定の認可保育所案件も続々進行中で少しでも社会の役に立っていればを願うばかり
これまで設計に関わらせて頂きました保育園の事例よりいくつか
▼「三角形屋根のある木造保育園」2017年オープン杉並区のすぎなみ保育緊急宣言による公募案件(定員122名)もともと区の資材置き場だった変形敷地に三角形の屋根の木造園舎
▼「楽しい屋上園庭がある☆川崎市宮崎台の認可保育園」2016年オープン
園庭がない代わりに屋上に2層に渡る立体的な大規模遊具を設置。駅前でよく見える立地のため転園してまで通いたいというこどももいるくらいそうです♪
▼地元武蔵野市の認可保育園「武蔵境コスモ保育園」2016年オープン
地元武蔵野市にて定員99名の認可保育園
▼「アートを感じるシックな住宅のような保育園」川崎市2015年オープン
▼「0,1,2歳限定の小規模グループ保育園」小金井市2014年度オープン
緊急待機児童対策制度、特に1,2歳に重点を置いた定員19名以下の家庭的な雰囲気の小規模保育施設
建築に関するご相談は無料で承ります。お気軽にご相談下さい。
出来る限り適切なアドバイスをさせて頂きます。