暑くなってきましたが今日から6月!
弊社も保育園の設計に少し関わらせて頂いておりますが昨日の新聞に待機児童問題の記事が出ていたのでUP
<2017/5/31 朝日新聞より>
「待機児童ゼロ」3年先送り 今年度末の達成は絶望的
認可保育施設に入れない待機児童を解消する時期について、安倍政権は3年遅らせて2020年度末とすることで最終調整に入った。現在は17年度末までに「ゼロ」にする目標を掲げているが、今年4月時点でも待機児童は多く、達成は絶望的だ。安倍晋三首相が31日にも表明したうえで、政府が6月にまとめる「骨太の方針」に盛り込む。
待機児童数は高止まりしている。朝日新聞は20政令指定市と東京23区に加え、昨年4月時点で待機児童が100人以上だったほかの41自治体の計84市区町を対象に調査。今年4月時点の待機児童は、回答した79市区町で計1万4481人いた。解消の見通しについては、神戸市など11自治体が17年度(18年4月を含む)としたものの、26自治体が18年度、11自治体が19年度とし、東京都世田谷区や福岡県春日市が20年度とした。
待機児童解消の見通しが立たないなか、政権は「待機児童ゼロ」の目標期限を先送りする方針。13年に発表し、17年度末までの「ゼロ」を盛り込んだ待機児童解消加速化プランに代わる新たな計画も打ち出す。
新たな計画では、25~44歳の女性の就業率が16年の72・7%から20年代半ばには80%に伸びると仮定。それに伴って保育施設への入所希望者が増えても対応できるように保育の受け皿を整備していく。施設のほか、保育士らが自分の家などで子どもの世話をする「保育ママ」などの活用を推進していく。
今年4月時点で待機児童が最も多かったのは、昨年まで4年続けて全国一の世田谷区で861人(前年比337人減)。849人の岡山市(同120人増)が続く。一方、待機児童がゼロだったのは、さいたま、川崎、相模原、名古屋、京都、北九州、熊本の各市と東京都千代田区、豊島区の9市区だった。
まだまだ先の見えない感のあるこの問題、親の立場で考えますと 大量につくり過ぎて保育の質が低下したら意味のない話で、一気に解決はできないことだろうと思います。一歩一歩できることを進めることが重要かと思います。今年度も都内でいくつか認可保育園の計画が進行中
▲中野区 既存施設の3階に認可保育園を設置する計画 3階以上になると避難の計画が難しくなりますがビルのオーナー様の協力で成立してます
▲品川区 高層マンションの足元に認可保育園を組み込む計画 開園はまだまだ先
小金井市には建設中の物件、調布市もこれから着工物件、計画中は小平市の案件・・と弊社もたった数人の微力の設計事務所ですが自分の子どもを預けられるような保育施設を目指して一歩一歩でございます。
これまで設計に関わらせて頂きました保育園の事例よりいくつか
▼「三角形屋根のある木造保育園」2017年オープン杉並区のすぎなみ保育緊急宣言による公募案件(定員122名)もともと区の資材置き場だった変形敷地に三角形の屋根の木造園舎
▼「楽しい屋上園庭がある☆川崎市宮崎台の認可保育園」2016年オープン
園庭がない代わりに屋上に2層に渡る立体的な大規模遊具を設置。駅前でよく見える立地のため転園してまで通いたいというこどももいるくらいそうです♪
▼地元武蔵野市の認可保育園「武蔵境コスモ保育園」2016年オープン
地元武蔵野市にて定員99名の認可保育園
▼「楽しい園庭につながるピロティのある☆府中市認可保育園」2016年オープン
▼「アートを感じるシックな住宅のような保育園」川崎市2015年オープン
▼「0,1,2歳限定の小規模グループ保育園」小金井市2014年度オープン
緊急待機児童対策制度、特に1,2歳に重点を置いた定員19名以下の家庭的な雰囲気の小規模保育施設
建築に関するご相談は無料で承ります。お気軽にご相談下さい。
出来る限り適切なアドバイスをさせて頂きます。