今日は弊社で設計させて頂いたリフォーム案件をご紹介
吉祥寺駅からほど近いJR高架横のリフォーム案件 増築の反対で面積を減らす減築リフォームをした案件で テレビの報道番組(フジテレビの報道2001)でも取り上げて頂いた物件!!
黄色い部分を大きく減じたリフォーム案件
地元吉祥寺、JR高架横が舞台 以前の建物は高架によってまったく日が入らなかった・・そこで光がたくさん入って風通しをよくするにはどうしたらよいか、今後の住まい方とあわせて 模索してご提案させていただいたのが「減築(げんちく)」でした
たまたま撮影の日は晴れの日で朝から段々建物に光が入ってきて、まさに「まばゆい陽射し」の入る家。昔の階段材を棚板(神棚にも)するなど古材の転用、再生もしており「時をつむぐ」リフォーム
特集では減築以外にも空き家問題にこれからのシェアハウス、ごみハウスでの孤独死に至るまで幅広く、深く掘り下げ多角的にリフォームが紹介されてました。住宅の場合それぞれ異なる事情、背景があってなかなか一律で解決というわけにはいきませんが、ケース・バイ・ケースな設計提案をしていきたいものです
「減築」は増築の反対であり、家の要らないスペースを削っていくことになります。一般的な減築リフォームのメリットをいくつかご紹介
1.既存建物より 光がよく入り、風通しもよくできる(一緒に耐震&断熱改修した方がよいです)
2.管理しやすく、家の維持メンテナンス費用も安くなる
3.固定資産税が安くなる、また減築に限りませんがさまざまな助成制度を利用するとお得です
2階のビフォー
耐震補強工事や断熱改修を行ったアフターの様子
もともと1階にあったLDKを光と風の入る2階へもっていき、緩やかな階段で結んでおります。既存の天井は撤去し高窓からの光がさんさん、明るく開放的な住まいへと大改造しました!!
天井を取り払いハイサイド窓からの採光を確保した
LDKに併設して和室を設けて可動間仕切りで開け閉めして必要に応じた使い方が可能。内部は無垢の床板を張り、壁は珪藻土など自然素材で仕上げている
1階ビフォー
1階のアフターの様子。建具、障子など再利用し、床暖房も完備。
水回りの動線計画にも配慮してプランニング
廊下からも寝室からも近い場所にトイレ等水回りを設置し、扉は使いやすい3枚引き戸などで開口を大きくとっている
浴室UBも通路が広いバリアフリー仕様
■時を紡ぐリフォーム「古材の転用、再生」
床板も再利用 きれいに取り外して床補強の上、張りなおしました。とても手間のかかることです思い出深いものをあえて再生させている
既存階段の段板は・・
リビングの棚板へ転用
このほかにも構造補強材、神棚など様々なものに古材を転用した
■スノコ状の床
床の一部をスノコ状にして光を下階に落とす仕組み
■造作家具 上げ下げ式掘り座卓
座卓にもなるし、下に収容すれば段差のない普通の床にもなるという仕組み
■紅葉入り障子
機能的で楽しい工夫を
建築に関するご相談は無料で承ります。お気軽にご相談下さい。
出来る限り適切なアドバイスをさせて頂きます。