国産の無垢材で建てる木造園舎!2022/03/01

東京は小平市にて、木造2階建ての園庭付き80名定員の認可保育園が完成。畑が拡がる緑地帯の一角、開けた環境を最大限に活かし明るい開放的な伸び伸び保育へ、国産材の木材を利用して建てました!!

 

 

相羽建設あいのは 2022/4月号 この園の様子が紹介されました

設計施工者と保育事業者さんも含めた座談会の様子もUP

 

1階には3歳4歳5歳のための保育室を設置し、園庭ともつながる日当たり抜群の環境。可動間仕切りで開け閉めして、保育の内容に応じてフレキシブルに利用できる空間。

 

木造ならではの化粧梁を見せ、腰板に木を張るなど自然素材で仕上げた保育スペース。

2階は1歳2歳のための保育室が設置され、化粧梁がアクセントの伸びやかな勾配天井の保育スペースです。南側からの日当たり抜群で眺望も開けております。

 

2階の広いウッドデッキバルコニー 夏は1,2歳さんのためのプールなどいろいろ活用できる居場所!

 

現在外構工事中 砂場はもちろん、ミニ畑やミニ水田も設置され、今春開園致します!!

 

保育事業者様工事関係と記念撮影

施工:相羽建設さん

 

 

 

新築木造でキッズデザイン受賞の保育園

10年くらい前に自分自身が直面した待機児童問題をきっかけに、保育園の設計に関わらせていただくようになりました。数えましたら園児定員3000名を超える認可保育園の設計に関わらせて頂きました。近年は待機児童数も少なくなり、毎年これが最後かなと思いながらの保育園の設計活動です。

 

▼杉並区にて2017年開園の三角屋根の木造保育園/成田コスモ保育園

作品の概要

都内の住宅街、緑道沿いの区有地に建設した木造2階建ての認可保育園。元々は区の資材置き場で、変形した敷地形状に合わせて三角形の屋根を持つ木造建物と避難上有効な広いバルコニー(下部ピロティ)、さらに園庭を配置し、近隣住民に配慮しながらも公園の緑など周辺環境を最大限取り込みかつ伸び伸びした保育ができるよう配慮。

審査委員コメント

住宅街の公有地を有効活用するため、様々な制約をクリアしつつ、ユニークかつ質の高い保育施設として完成している。地域へ溶け込む建築、近隣住民との関係構築も含め、都市部の保育施設の良質なモデルケースである。

緑道公園に隣接した敷地条件「まるで公園の中の住宅みたいな楽しい木の園舎♪」を目指しました

 

 

 

▼昨年キッズデザイン賞2021を受賞した「まなびの森保育園武蔵境」

作品の概要

武蔵野市内の住宅街に新築された木造園舎である。限られた保育スペースを有効に利用し園児が思い切って楽しめる立体的な遊具を建物の随所に設置している。1階の保育室上部には回遊式の吊り遊具が巡る。この吊り遊具へとつながる塔状遊具(=こどもエレベータ)を上がると子どもたちだけの世界が広がる。

審査委員コメント

特徴的なファサードとネット遊具を使った屋内の遊び空間は、新規性が高い。畳の小上がりスペースなど子どもが一人にもなれる居場所の用意がある点も良い。他の諸室の設えは一般的なものだが、園児が過ごす動と静の時間の使い分けに配慮した空間提案を評価した。

 

園児が長い時間を過ごす施設のため遊具をぶら下げたり、自分の5歳の息子が遊ぶ姿もイメージして、遊具のプロたちと共に大人が真剣に様々な仕掛けを考えております。自然素材で仕上げて居心地よくする、フレキシブルな保育に対応するなどもまた大事な事かなと思います!

 

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