目指せ!!「木造の技術とモダン建築の融合」2024/09/25

一気に涼しくなって、短いであろう秋を楽しまなければで本日はセミナーへ

 

オーストリアから来日ヘルマン・カウフマンさんの中規模木造建築の講演ということで気合を入れて拝聴。近年は市役所やオフィスなどでも木造の建物が多く建つ傾向にありますが「木造の技術とモダン建築の融合」が講演テーマでした。ヘルマン・カウフマンさんはモダンな木造建築のパイオニア。もう10年以上前ですがツアーに参加させて頂き、ヘルマンさんの設計事務所のオフィスも拝見したこともあります。

 

 

日本でも耐火についての規制緩和など法改正も進み、木造が見直され、市役所など公共的な施設をはじめ多用途に、さらに高層化なども進んでいる。今回のセミナーでも木造建築はますますのニーズと共に、国産材を使って、プレハブ化(ここが重要なポイントだと感じる、現場への輸送についても問題だ)もしながら、さらに発展していくであろうこの分野の未来の姿が見えてきました。

 

弊社でも小ぶりですが、木造で福祉施設など設計する案件が年々増えております。日本には伝統的な在来工法がもともとあって、優れた技術を持つ大工さんが多くいます。さらにCLT等の木造新技術も加わって、鉄骨や鉄筋コンクリートの建物と同様な規模で建築可能になってきている。

 

弊社設計での木造施設建築物の工事現場の様子より

 

 

 

 

弊社設計の木造施設

住宅を木造でつくるのはもちろん、住宅以外の用途も木造で設計させて頂いております。住宅と規模がだいぶ異なるので、それなりの実績がある施工会社へ工事をお願いしている。うまくいくと鉄骨や鉄筋コンクリート造の建物に比べ、コストダウンが図れたり、工期が短縮できたり、木造ならではの空間表現もできる。以下はすべて弊社設計の木造在来工法で建てた福祉施設(認可保育園)の事例

 

 

 

 

 

木造の場合屋根が出てくるので、全部が四角い建物にならないのが良い

 

 

 

 

内部も屋根に沿って梁を現しにすることが可能で温かい印象の内装が可能

 

 

 

 

 

 

 

保育園の場合は園児たちが長い時間を過ごす施設のため、木造にすると一戸建ての住宅に近い雰囲気になることが多く相性がとっても良い。保育室のコーナーに畳の小上がりなど設置すればますます おうちにいるときのような雰囲気も作れる

 

 

 

 

 

これから建築する案件も進行中

東京都東村山市では現在 木造の認可保育園を設計中!令和8年春の開園を目指した定員が100人規模の園になる予定。街角に建つ切妻屋根の木造園舎で、さて今回は園児たちが喜ぶどんな仕掛けを取り込もうかと楽しく計画中!

 

神奈川県でも木造の認定こども園の建替え計画も進行中!!木造の建物たくさん設計していかなければ!!

 

 

今度は木造でほかの用途、大規模スパンの建築なども設計したく新技術の研究など勤しむ日々。木造は法的な制限も含めて目まぐるしく変化があるジャンル。日本中の素晴らしいい日本建築を巡らなければ!!

 

 

 

 

 

武蔵野市/吉祥寺/建築設計事務所 TAU設計工房一級建築士事務所

 

 

Category: 建築旅 ,

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