再生住宅とは・・外壁の補修、色を変えたい等美装ではなく、必要であれば骨組み(基礎および土台など主な構造部分)からやり直し、設備も含めて新築同等の性能を持たせ再生させたリフォーム物件のことです。これまで手掛けた再生住宅をご紹介!!
10年7/10 BS朝日にて放映 「辰巳琢郎の家物語~リモデルきらり」#5夫婦2人の生活を楽しむ家
放送後に、卵殻塗料についてや費用についての御問い合わせ、反響を頂きました。ビフォー(改修前)とアフター(改修後)が全然違う劇的に変化するリフォーム物件というよりは、古き良き部分をなるべくいかそうとして設計したリフォーム物件です。更に建物完成直後ではなく、リフォーム完成後2年以上経ってからの撮影だったため、完成後の住まいの様子、上手くいったところ、そうではないところ等住んでみた感想が中心で、生活感がでていて良かったなと思います。
当然建物は使ってこそのもので、手入れが行き届きいきいきしたニワの様子等こちらも感動し、撮影に立ち会いながらも気づかされたことがたくさんありました・・番組最後にリフォームを振り返る場面があり、辰巳さんと御施主様、そして担当させて頂いた私も参加して御話させて頂きました。(ちなみに私のトーク場面はたくさん喋った気がしてましたがほとんどカットされひとことになっていましたが・・別にいいんですけど・・・)
リフォームを思い立った経緯、要望をどのように伝えて、現況調査、設計、工事、完成後の生活の様子が分かりやすく紹介されていると思います。ご意見、感想等ありましたら御問い合わせ頂ければと思います。
下記は番組HPより(文写真とも)
リフォームすることで新しいライフスタイルを楽しむ「リモデル」により、その人らしい素敵な住まいを実現した人がいます。番組では建築通として知られる俳優の辰巳琢郎が、「リモデル」によって素敵な夢を叶えた人たちを訪ね、リモデルの魅力について伺っていきます。
今回辰巳琢郎が訪ねたのは、東京都国立市。武蔵野台地の緑豊かで閑静な町並みは東京都初の文京地区としても有名です。今回のリモデル家族は、定年を機に、37年前にご両親が立てた木造建築を終の棲家として大規模なリモデルされたSさんご夫婦です。S邸は坂道の途中にある為、傾斜な土地に建てられた木造2階建てのお宅です。
Sさんのリモデルテーマは「夫婦2人の生活を楽しむ」
収納の充実とバリアフリーで老後の生活を安全かつ快適にすることが大きな目的でした。
お宅に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、明るいリビングダイニング。全開口式南側の窓からお庭が一望出来ます。天井にはSさんのお父様が親戚の大工に注文して建てられた時のナグリ風の化粧梁がかつての家の面影を感じさせます。このS邸を手掛けられたTAU設計工房の小宮歩氏のアイディアでリビングとダイニングの境界をつけるためダイニングの天井を一段下げてRのカーブをつけ、梁と天井の隙間に照明が仕込まれています。壁には卵の殻採れる天然コラーゲンを主原料にした卵殻塗料を採用。ホルムアルデヒドや生活臭を吸収・分解し、除湿効果もあると言われ、施工費も安価です。
リビングの壁面には奥様が集められているランプなど調度品を飾る為のタモ材の棚を設置。ランプコードを這わす事が出来るようにあらかじめ溝や穴が設けられています。2階につづく階段はご主人の希望で残されました。建築中に高い天井と階段の空間を利用して天井裏収納が2箇所実現しました。また部屋の熱効率高める為の小さな扉をつける工夫がされています。以前玄関だった場所を6畳増築してご夫婦の寝室と書斎スペースになっています。寝室から玄関への部分はウォークインクローゼットと通路部分にも収納棚が設けられたっぷりの収納スペースも確保されています。2間の洋室とキッチンがあった2階は賃貸として将来使えるように玄関も独立した明るい1LDKになりました。
リビングから階段を降りた所は網代の天井や床柱などご主人こだわりの日本間があります。ここはかつて親戚一同が集ってお正月などを過ごした想い出の場所。一階の和室にあった仏壇も想い出の部屋に異動しました。風情ある雪見障子からのお庭の眺望も格別です。和室の下は8畳の床下収納その隣はガレージになっており斜面の土地ならではの構造が生かされています。
お父様が亡くなられてからしばらく手つかずだったお庭は住み継がれた息子のSさんによって新たな息吹が吹きこまれています。とても仲のよいSさんご夫婦が定年後お二人の暮らしを心から楽しまれている様子が溢れたS邸でした
建築に関するご相談は無料で承ります。お気軽にご相談下さい。
出来る限り適切なアドバイスをさせて頂きます。