福島県いわき市にて、刺身定食の後は、いよいよ現場へ向かって現場打合せ。昨年の東北大震災で津波被害を受けた建物を全面リフォームしております。耐震&断熱改修は当然として、間取りをオープンにし光と風の明るい住まいとし、古材を転用による廃材を極力出さない(微力ですが)瓦礫削減リフォームをしています。
震災直後のビフォーの様子
私どもの事務所では、全面リフォーム物件を「再生住宅」と呼んでいます、その名の通り、住まいを再生させる計画が工事中!!
再生住宅とは・・外壁の補修、色を変えたい等美装ではなく、必要であれば骨組みからやり直し、設備も含めて新築同等の性能を持たせ再生させたリフォーム物件のことです。再生住宅は単なる美装とは差別しております。床面積を減らす減築リフォーム、伝統的な民家の保存等その条件に合わせた再生の設計をご提案させて頂いております
震災直後のビフォーの様子 津波滞留により、電気や給排水など設備的なことはもとより木部も損傷が激しかった。柱や梁など構造部分には大きな損傷は見られず、補強で済んだことは不幸中の幸いだった。
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間もなく完成工事中の様子より
全面的な基礎補強による耐震補強、断熱改修を行う。また、家族構成や生活スタイルの変化による不要な間仕切りの撤去でオープンな間取りへやりかえている。吹き抜けやスノコ廊下により上部ハイサイド窓からの採光と通風を確保、わら入り珪藻土で仕上げている。中央の穴には掘り座卓を設置!
補強や改修は全て新しい材料で行なうのではなく、部分的に古材を転用、瓦礫をなるべく出さないように工事を進めている。階段材は既存利用、これ以外にも随所に古材を転用している
様々な造作家具が工場にて製作なかで、これらをセットして完成、完成引渡しは奇しくもあの3.11となりました。工事はラストスパートを迎えている
施工:国井工務店
建築に関するご相談は無料で承ります。お気軽にご相談下さい。
出来る限り適切なアドバイスをさせて頂きます。