金沢に来ております♪
「忍者寺」として知られる、石川県金沢市の妙立寺。どんでん返しや落とし穴、隠し部屋など、仕掛けからくりが数々…。決して忍者の家ではないそうで、藩主が敵から逃れるためのからくりをつくったとのこと
まず外観 この時代2階建てまでしか建てられなかったそうですがこのお寺は7層4階建の構造となっており、29の階段と23の部屋が隠し廊下で複雑に結ばれている。このあたりから興味をそそられます♪
妙立寺本堂。床に埋め込まれた賽銭箱は2メートル以上の深さがあり、落とし穴として利用することもできたそうな・・入ってすぐに落ちる
階段がいっぱい どこに続くのか一度訪れただけではわからなくなる・・
心理的効果を狙った仕掛けの数々
井戸のある坪庭。この井戸には金沢城まで続く抜け穴があるという伝説がある。ガイドさんによると、井戸の水面近くに横穴が掘られているのは事実だそうだ。しかし、それが本当に金沢城まで続いているのかどうかを確かめた人はいない。「金沢城まで続く横穴となると、犀川の川底より深く掘り進めなくてはなりません。当時の土木技術ではそこまではできなかったはずですから、おそらくは犀川の岸のどこかに抜け穴があったのではないでしょうか」。
個人的には下の引違戸が面白かった!左は普通に外に出る入口、右は・・
右側は奥の部屋に続く廊下になっているのだ。初めて侵入した外敵は、まさか一つの扉に出口が二つあるとは気づかないため、しばらくは本堂の中を捜索することになる。その隙に藩主は逃げることができるそうな・・今度の住宅で採用できるアイディアだったりして
とにかく隠し階段多し。収納だと思ったら階段
床の間にも隠し階段
刀が振り回せない天井が低い茶室「霞の間」
正面はもちろん富士山で、木の棚はたなびく雲を、丸は満月を、上部の木の根は龍を表している
日蓮宗正久山 妙立寺
住所:石川県金沢市野町1-2-12
電話:076-241-0888
JR北陸線・金沢駅よりタクシーで15分。またはバスで広小路下車徒歩5分。拝観時間は9時〜16時30分(冬季は16時まで)。拝観に当たっては事前に電話予約が必要(3カ月前から受付可)。拝観料は大人800円・小人600円。年末年始(12月28日〜1月3日)と法要・年中行事日は休み。未就学児童の見学は不可。
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