再生住宅6 150年を紡ぐ家2012/08/06

リフォーム最新作のご紹介!!東京は西の方、あきる野市にて築150年の古民家をリフォーム!!
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縁側と少年
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ビフォー、けやき出版「たまの四季」に掲載されただいぶ以前の様子

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現在工事中の様子。この建物は最初に作られたのが江戸時代!!築150年の建築です!!耐震性能を新築同等基準まであげ、断熱気密改修も行ないました。
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1期工事では、茅葺屋根は銅版屋根へとやり変えました。古くてよい部分が多く、私共はそれを生かしてリフォームさせて頂きました。古材はほとんど再利用、転用しております
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今回の2期工事では、「断熱改修」をおこないまして障子は内側に新規の建具を設置しました(二重建具、右上写真参照)。当然外壁内部にも断熱材を充填し、床下にも厚い断熱材設置の上床暖房を設置しました。
日本家屋が元来持ち合わせているフレキシブルな住まい方に改めて感心。建具は全て張替えや長さの調整、美装して再設置しました。
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もっとも重要なことはやはり「収納」の問題!!特に江戸時代に作られた田の字型プランの場合、家具をどこに置くか・・大問題
今回はビフォーの様子から・・
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箪笥や家具が置かれていたビフォーの様子



改修後の様子
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畳の上においてあった家具を一時的に除けて撮影しているわけではありません!家具はいずこへ・・!?
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日本の伝統的な住空間にどのような収納スペースを確保するのかが大きな問題でした、古い家に限らずすべての住宅リフォームに共通する問題でもあります。フレキシブルな空間利用を可能にするには適材適所の収納スペースが不可欠。
畳の上に箪笥など家具を置くではなく、現代風にアレンジして「造り付け家具」など伝統的な空間と一体的な収納スペースを生み出したい・・・造作家具にも限りがあるし・・そこで提案したのが
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「あっ!!」この建物は基本的に平屋ですが、大屋根の裏に昔蚕室だった場所があるのに気づく・・使われなくなったスペースを現代的に再生させよう!!と発案。
<ビフォーの様子>以前は納戸から急な鉄砲階段を上がると・・
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<ビフォーの様子>蚕室だった、今は使われていなかった
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一本一本古材を取り外してゆく。新たに設置した天井には断熱材を敷き詰め、内装もやりかえる



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階段を上がると・・
<アフターの様子>
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以前は暗かった階段室部分に障子を入れて採光をとりました。屋根裏においてあった(放置されていた)黒いハシゴは美装して壁掛け
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旧蚕室→小屋裏収納に!!
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古材など利用し棚も設置。8畳程度の収納空間をつくりました。ついでに通風用に1階のLDKの間を見渡す開口をあけて
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1階よりこの小屋裏収納部分を見上げる
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小屋裏より見下ろす。
造作家具もオリジナルで設置。物を書いたりする書斎、化粧台、PCコーナー様々な用途に対応した造作家具
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椅子も家具屋さんで製作、座ると固定する特殊な仕組みのキャスター付きの椅子で、「不思議~」と、こどもに受けてます
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内部収納式
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障子の手掛け部分にも昔ながらの細工が見れる。当時の納まりを踏襲して、障子を張り替えました
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昔は当たり前だったかもしれませんが、障子を開けて縁側で庭を眺める・・緩やかな風と陽射しに包まれたすばらしい時間!!

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