ドイツのパッシブハウス-12012/09/27

また海外研修に行きたいと画策中・・ですが2年前にドイツオーストリアへ行った際の「パッシブハウス」をご紹介!!太陽光、雨水、地熱、バイオエネルギーなど余すところなく自然エネルギーを使い、様々な最先端技術を見ることができた
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ドイツはミュンヘンにて
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パッシブハウス体感!
●パッシブハウスとは
パッシブハウスとは、1991年にドイツのパッシブハウス研究所によって確立された省エネ住宅スタンダードです。各国の法規によって定められた省エネスタンダードよりもはるかに上を行くこのシビアな省エネスタンダードは、ドイツ、オーストリアで大きく普及した。ドイツではこの基準が今年から義務化される
●パッシブハウスの条件とは?下記すべてを満たした家がパッシブハウス
年間冷暖房負荷それぞれ15kWh/m2
年間一次エネルギー消費量(家電も含む)120kWh/m2
気密性能として50パスカル加圧および減圧時に漏気回数が0.6回
家電も含めた冷・除湿・給湯・換気・照明に要する「年間一次エネルギー消費量」により算出
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壁や天井もOSB仕上げ、天井に見えている梁は工場にて制作して現場取り付けパネル 建設コストを抑えるため合理的な工法でパッシブハウスを実現している・・
今回の家では年間一時エネルギーが95kW/㎡ 年間暖房負荷が15kW/㎡とのこと
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4~5畳の広さの設備スペースの様子。日本なら確実に収納庫にしたいこのスペースにパッシブハウス秘密がありまして、ここに太陽熱温水タンクなど熱交換換気装置(これがとっても大きい)等設置してある。
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■暖房:熱交換式ペレットストーブ、パネルヒーティング
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■給湯:太陽熱温水器2台・ペレットストーブ(太陽熱による給湯の供給率は67%程度)
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屋上緑化もしている・・一部土を高く盛って中木を植えている
■換気装置:熱交換換気装置 地熱交換38m
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給気口の様子 地熱を利用して家の中に給気する
断熱性能についても少し
■サッシ:LOW-Eガラスのトリプルサッシュ U値0.69W/㎡K
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内開きサッシの枠内に取り付けられた内付ブラインド。ドイツには室内用のアルミブラインドにワイヤーが貫通しているタイプが既製品としてあり、それは木製トリプルサッシの枠内にちょうど収まる厚みであるため、自作で取り付けたとのこと。おかげで換気用に窓を内側に倒しても、ブラインドと干渉しない
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マッチで火をかざすと3つに見える→トリプルガラス
■外壁の断熱 セルロース400mm 通気層40mm U値0.1W/㎡K OSBボード仕上
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ちなみに木造・構造材はドイツ国内又は周辺の国でとれた木材を使っている・・北米産ではなく、近くにあるものを当然使う!梁は現し、合板のようなものを張って仕上げるなどとっても近い設計感覚を勝手に感じる
■屋根の断熱 セルロース400mm 通気層40mm U値0.1W/㎡K OSBボード仕上
40cmの厚さのセルロース断熱材・・建物全体として超高断熱高気密の家、これがあって始めてパッシブハウスになりえるとのこと。高性能な外皮により、低エネルギーで換気、暖房、給湯が可能になる。
■気密性能 0.3回 さね加工のOSBボードで壁の気密を取り仕上げとしている!
■その他 今は氷っていましたが雨水利用のための貯水池を計画、ビオトープの作用により、泳げるくらいの透明度とのこと
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設計者から設計の工夫、実際に実現できたこと、想定していない使い方に大してどうやって対応したか・・実際のところのお話お聞きする・・・親戚の家とは言え、外構除いて、坪単価65万程度で完成しているから驚く・・
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