今日から9月!
9/1は防災の日ということで改めて地震や火事などに強い建物を設計していかねばと戒めているところですが 三鷹市にて設計させて頂いた「免震設計の共同住宅」をUP!!
本格的な免震装置(転がり免震)や太陽光発電パネルを導入したオーナー様住宅付きの共同住宅物件(3階タテ、木造、4世帯)
オーナー様住戸の内部の様子
一見普通の住宅に見えますが 耐震設計の家との違いは床下↓
ハンケツ出した男の子が見ている基礎にこそ「免震」の重大な秘密が隠されてます。そもそもですが「免震」とは何でしょう?
地震の力に対し、主に壁の強度を上げて耐える構造です。
建物が頑丈でも地震の揺れは建物内部に伝わり、2階・3階と上がる程、揺れが増幅します。特に木造は「耐震」設計が一般的だと思います。ほとんどと言ってもよいかもしれません。弊社の木造物件もほとんどが耐震設計、基準法ギリギリの耐震性能ではなく125%以上の強度を持たせる耐震設計を標準にしております。つまり地震力に対して強靭な耐力を持たせて立ち向かうという考え方。
躯体に「制震装置」を組み込み、建物に伝わった地震の揺れを吸収する構造です。地震の揺れが上の階ほど増幅する高層ビルなどに、有効な技術です。制震ダンパーなどを設置することで熱エネルギーに変えて建物の変形を抑えるという工法。これもコストなどを考えますととても合理的で採用することが多いです。
建物と基礎との間に免震装置を設置し、地盤と切り離すことで、建物に地震の揺れを直接伝えない構造です。「免震」はそもそも力を建物に伝えにくくするという点で上記の二つとは全くことなる考え方です。大地震でも そもそも力が伝わらないので建物の揺れは小さいという理想的な工法だと思います。ただ大地震時に動くので 建物の周辺に離隔距離を持たせることが必要です
工事中の様子より 免震設計の業者による検査を受けてます。どの免震工法を採用するかでも工法が異なるので免震設計の業者の細かな指導がないと成立しません。
上記写真は 転がり免震の重要なパーツ=内部に鉄球が組み込まれてます。この鉄球が転がることで建物に対する負荷を小さくし「免震」機能が発揮される。転がり免震以外にも「免震」工法はいくつかあります。
震度7でも震度4程度の揺れというので驚きます!!東日本大震災後の免震が話題だった時期なので、工事中メディアがたくさん取材に来ました。
2/24フジテレビ『めざましTV』&2/22TBSひる放送『ひる おび!』で三鷹の免震共同住宅が紹介されました!!
3/8(木)日本テレビ(読売テレビ)系列の朝の番組 「ZIP!」(7時台)
お施主様にも出て頂き感謝
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