100年以上に渡り、伝統の匠の技を継承し続ける 江戸小紋「小宮染色工場」4代目、小宮康正氏・明日放送予定のBS11デジタル(TV)にて放送されるとの事でご紹介
BS11デジタル「匠の国ジパング」
♯29 6月22日放送 日曜日9時30分~9時55分
『江戸小紋の匠 小宮康正』
江戸小紋の製作工程紹介。
100年以上に渡り、伝統の技を継承し続ける、
「小宮染色工場」4代目、小宮康正。
伝統に甘んじることなく、技術の改良を重ねる事により
江戸小紋の伝統を守り続けてきました。
江戸小紋とは・・・?
伊勢白子の型紙によって染められた細かい文様のことをいう。江戸小紋には鮫、通し、行儀など、多種多様な柄があり、驚くほど細かくて精緻な文様が特徴。江戸小紋は江戸時代初め、武士の礼装である裃に用いられてから大きな発展を見せ、町人文化の栄えた江戸中期には一般の人々にも浸透していき、現在に至っている。
小宮染色工場が作る「江戸小紋」とは・・?
江戸時代の小紋染の技術に、明治以降に入ってきた「合成染料」を取り入れた、現代の感覚に合わせた型染(かたぞめ)のこと。遠目では無地のようだが、間近で見ると1~2mmの細かい「粒」といわれる紋様が、生地一面に広がる。染め色はたったの一色。シンプルながらも味わい深い。
小宮康正氏のお父様である、「小宮染色工場」3代目小宮康孝氏は江戸小紋の重要無形文化財保持者認定(人間国宝)の方。YOU TUBEでたまたま60歳の時の映像を見つけたのでUPしたいと思います。実は小宮康孝氏は祖母の従兄弟でいつか染色工場にも伺ってみたい・・
YOU TUBE映像の冒頭部分に「無の境地」又は「小紋づくりを通したものづくりの境地」についてお話をされていて大変興味深く感じた。人間業を超えた普段の地道な作業の繰り返し、伝統に甘んじる事のない探究心など・・・忙しい日々のなかでついつい忘れがちな「ものづくりの本質」について考えさせられる・・
江戸小紋・小宮康孝氏
1925年、台東区浅草で生まれる。1960年、第7回日本伝統工芸展出品作「江戸小紋 蔦」が初入選。1961年、父・康助の死去により工房を継承。1964年、第11回日本伝統工芸展出品作「江戸小紋着物 十絣」で奨励賞を受賞。1977年、東京の百貨店にて「小紋百柄展」開催。1978年、父に続き、江戸小紋の重要無形文化財保持者認定(人間国宝)。1985年、第1回東京都文化賞受賞。1988年、紫綬褒章を受章。1998年、勲四等旭日小綬章を受章。葛飾区伝統工芸士、名誉都民。
全ての写真:エコプラス(匠の取り組み005)より
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